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サッチャー時代のイギリスで閣僚だった保守党議員アラン・クラークの日記を元にした、ノンフィクション・ドラマ(タイトルまんまじゃん)。が、ノンフィクションというちょっとシリアスな響きとは違い、一話30分の番組で笑えるので、こりゃどちらかというとコメディだろう、とも思うのだけれど、BBCがドラマカテゴリーに入れているので、そういうことにしておきます。 あの時代を知っていて、彼が日記の中でコメントしてる政治家たちを覚えていたら、もっと面白いのかもしれないです。でも、あまり知らないわたしでも、十分楽しめました。大人向けのシットコムって感じ。 アラン・クラークって型破りな政治家だったらしく、問題発言やら愛人問題やらでマスコミに追いかけられてたみたいです。大金持で、古いお城に住んで、クラシック・カーも何台も持っていて。基本的におぼっちゃまなのよね。お父さんは、かの有名な美術評論家ケネス・クラーク卿だとか。 で、そのお金持ちおぼっちゃまの大柄さや傲慢さでもって、日記にサッチャーの足はかわいいなーとか書いてみたり、仲間の政治家にかなり辛口な批評を加えてみたり。そういう日記の記述が、このドラマでは彼の心の中の声として出てくるので、彼が表に出してる態度と、心の中のかなり破天荒なコメントとのギャップが楽しいのです。 クラークさんの役は John Hurt 。実物クラークよりもずっといい男です。年取ってるけどかっこいいし、ちょっとふてくされてつまんなそうな表情が、少年ぽくて(←なぞ)グーです。奥さん役は Jenny Agutter なんだけど、Spooks のやばいお局とぜーんぜん違う雰囲気で、キュートでした。 #
by bms-mp
| 2004-06-08 17:43
| Drama
彼氏ができない、ヴァージン捨てられない、と悩む17歳女の子ジャスティン (Laura Fraser) 。3Dイメージで自分の髪の毛の色を変えたり、鼻を高くしてみたりするマシーンに入って、ついでにちょっと自分の理想の男の子を作ってみたら、ひょんなことからその男の子が現実になっちゃって…という他愛もないラブコメなんですけどね。 この理想の男の子、ジェイクの役が Rupert Penry-Jones だったのでみてみました。ジェイクはジャスティンを元にしてできてるので、外は男の子だけど、中身はジャスティンのまんま、なので、男の子としてのふるまいに慣れるまでのルパート君のしぐさが、キャンプでなかなかかわいかったっす。それだけでオッケーです。 ルパート・ペンリージョーンズがメジャーな役ででていて、わたしが見たことのあるものといったら、 Cambridge Spies と Student Prince (NHKで放映されたときのタイトルは『プリンスは大学生』だったと思いますが)です。『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ』にも出てるみたい。しかし、なぜか彼の役ってどっちも、「気のいいお坊ちゃんだけど、すこし知恵がたりない」感じなんですよね。 「プリンスは大学生」では、性格はいいのに、お勉強はぜんぜんできない王子さまでした。ちなみに王子さまに仕えるゲイの執事さん役の俳優さん (Roger Frost) は、ヴァーチャル・セクシュアリティでは、おたくでアノラック男のチャズのお父さんで、ジェイクがゲイかどうかチェックを入れてました。 「ケンブリッジ・スパイ」でも、彼(が演じた人、ですけどね)の思慮の浅さが、仲間を危うい立場に立たせることになるんだし。 にしても「ケンブリッジ・スパイ」、好きです。絶妙な四人組って感じです。ブラント (Samuel West) とフィルビー (Toby Stephens) が何となくお兄さん格で、どうも子供なマクリーン(これがルパート君)と、何かにつけて危なっかしいバージェス (Tom Hollander) の面倒を見てるって感じ。 マクリーンとフィルビーはスパイしながらも、女性とそれなりの家庭を作ることを模索してる一方、ブラントとバージェスはゲイで(ブラントもそうだよね…バージェス君ほど派手じゃないけれども)、それはそれでなかなか悲壮感を漂わせていたりするのです。(何のこっちゃ) トム・ホランダー目当てで見始めたのだけど、これまでノーマークだったサミュエル・ウェストが、この役で100段階ぐらい格上げです、個人的には。 トビー・スティーブンスも、まんま女タラシのフェロモン男だし、ルパート君はあいかわらず、背が高いだけの「でくのぼう」で(←これはそこがかわいくて好き!という意味です)。 というわけで、話が思い切りそれてますが、『ヴァーチャル・セクシュアリティ』はルパート君のファンの方(いるのか!?)ならばどーぞ。 はだかんぼシーンが結構多いし、彼の、でなくてよければ、男の子の全裸つうのもなにげにありますぜ。 (最近の Spooks にも出てるみたい。) レギュラーなのかなー、ちょい役なのかなー。レギュラーなんだったら、個人的には思いっきり主人公のトムとすらっしゅだなあ。犯人役でトムに虐められってなのもありかなああああ…は!ついつい腐女子の妄想が… 2月に書いた「スプークス」に関するブログを今読んでみたんだけど、「萌え要素ありません」とか書いてるじゃん、自分。大嘘つき。つうか無理矢理妄想?汚れてるねぇ。 #
by bms-mp
| 2004-06-07 18:43
| Film
やばいです。このままだと日記どころか、週記、どころか月記になりそうです。 なにげに仕事がばたばたしていて、人目を盗んでごそごそ書いている時間がない… それなら仕事が引けてからなり、週末なりに書けよ、と自分ツッコミもしてるんですが オフィス出てまでコンピュータと向き合う気力もないのだし、 などという言いわけして、どうする。 なんでとりあえず、最近みたモノについてメモ。いずれちゃんと何か書くだろう。 The Alan Clark Diaries Urban Gothic Murphy's Law 他になんか見たかしら。映画もいくつか見てますが (クリムゾンリバー2とか、レディーキラーとか、 ビッグフィッシュとか、ピーターパンとか) ビッグ・フィッシュの息子役の俳優さんが Stage Beauty の主人公らしいんですけど、 「ぜんっぜん」顔を覚えてません。ノー・マーク。ZILCHっす。 ビッグフィッシュは好きだったんだよう。でも彼の顔を覚えてないあたり、 アメリカ人俳優に全く興味がない!!という自分の偏向がうかがえて、 いとおかしき、とでも言いましょうか。 あ!そういえば、 先々週ぐらいに海老名のマイカルシネマにいったのですが(うちからは結構遠い) そこで デイ・アフター・トゥモローのパロディ看板が飾ってありまして だんなと二人(だけっぽい)で、かなりウケた。 「海老名凍結」って書いてあって、海老名のマイカルが ニューヨークの自由の女神と全くおんなじように、氷に覆われてました。 誰が描いたか知らないけど、ご苦労様です。すごいぞ。 …でもわたしはパニックものはパスなんですけどね。もうしわけない。 他の映画なら見にいくので、許してちゃぶだい。 #
by bms-mp
| 2004-06-04 17:31
| 備忘
「あっ『マックス・ヘッドルーム』の人だ!」 と思った。 どの人のことだかわかった人は同世代かもしれません。 嬉しくないでしょ。 それ以外の感想というのは… わたし普段、神経が100%弛緩してる人間なので、 100分間ずっと緊張しっぱなしは個人的につらかった。 ひたすら疲労しました。 でも、それはつまり、ずっとサスペンス状態にあったということで、 ホラー映画としてはプラス・ポイントですよね。 面白かったのよ!ほんとうは。でもやっぱり疲労… === ちょっと付け足し。 相手がゾンビとか吸血鬼だったりする場合、 果たして逃げるのが得策がどうか、という疑問があります。 個人的には、さっさと捕まってゾンビもしくは吸血鬼になった方が楽だなと思うわけで。 だって、追いかけられるより追いかける方が気が楽だし、ドキドキしなくて済むし。 (相手が、捕まったら一巻の終わり、なジェイソンだったりすると話しは違うのですが。) 人間としての誇りとかアイデンティティとかしっかりある人には、 そのへんがいいかげんな、わたしのような人間とは違って、 自分が自分でなくなる、というのはすごい恐怖なのかもしれないですね。 でもそんなことを言いながら、バイオ・ハザード2は楽しみにしております。 #
by bms-mp
| 2004-05-24 19:19
| Film
備忘です。 Compleat Female Stage Beauty つう映画がちょっと気になります。 イギリスの演劇は17世紀半ばぐらいまで、男性が女性役をやっていたらしいんですが、 それがチャールズ二世のお達しで、女性役は女性がやればいいじゃん、つうことで 職を失う女形のお話…らしいです。面白そうでしょ。 わたしが大好きな Tom Hollander が出てるし! この前から、うちのだんなとあの映画の題名はなんだったっけえええええええと 思い出せなくてつらかったので、もう忘れないように書いておきます。 === あ、正式タイトルは Stage Beauty になったのかな? #
by bms-mp
| 2004-05-21 14:42
| 備忘
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