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Once Upon A Time In The Midlands が、そんな邦題で、すでに7月の10日から上映されていたとは。 ロバート・カーライルにリス・エヴァンス、シャーリー・ヘンダーソンやキャシー・バーク姐やリッキー・トムリンソンなどなど、英国の映画好きな人にはかなり知られている俳優さんたちがばしばし出てるんですけど、出てるんですけど、出てるんですけど… しかし、この映画、わたし個人的にはダメでした。 やっぱりキャシー・バーク狙いで見た The Martins と同じぐらいダメ。 マーティンズも家族のかたちも、一言でいうと、労働者階級の家族を描いたコメディだと思うんだけど、その乾いた笑いというのが、わたしには理解できないらしいです。共感しようにも、共通項がほとんどないというか。あまりにも笑いのツボが違いすぎててわかりません。 ナンダカンダ言ってハートウォーミングな話だったような気もするんだけど、出演者がすごい割には、あんまり印象になかったです。あ、リス・エヴァンズが珍しくまともな人の役(ロバート・カーライルの役がはちゃめちゃ系なので)でした。これは一見しても良いかも。 ところで、日本の公式ページらしきサイト曰く 『リバプール出身のリッキー・トムリンソンは、イギリスのTV番組「The Royal Family」の間抜けな閣下役で人気を巻き起こしている。』 だそうですが、とっても間違っております。 番組の名前は The Royle Family ですよう。ロイヤルじゃなくて、「ロイル」。 リンクを張っとくよ! ロイルさんちの家族の面々がテレビの前で日々のせん無いことをあーだこーだとはなしているだけのコメディです。やっぱり上の2つの映画といっしょで、労働者階級の家庭のお話。ものすごく人気だったらしいけど、わたしにはやっぱりよくわかりませんでした。 リッキーは閣下などではもちろんなく、(たぶん)失業していてテレビみるぐらいしか楽しみのないロイルさんちの親父。奥さんはパン屋でパートで働いているみたい。あとは娘と息子と、娘の婚約者・旦那がああでもないこうでもないと、日常会話をしてるのです。 オープニングのテーマ曲が Oasis の Half The World Away で、ちょっとけだるいオープニングシーンの雰囲気に合っていたので、そこが気に入ったぐらい、かな。息子役の Ralph Little (24 Hour Party People に出てます)も可愛かったけど。 #
by bms-mp
| 2004-07-12 17:51
| Film
Jonathan Creek のシリーズ3と4のDVDは8月に発売だそうで。メモメモ。 んで、シリーズ3のヒロインはまだマディ、カーラは4から登場でした。 #
by bms-mp
| 2004-07-08 07:35
| 備忘
Randall And Hopkirk (Deceased) オリジナルは1969年だけど、2000にもリメイクがあります。 実は、この番組を知ったきっかけ、というのが、だんなの妹がこれにちなんだスクリーンセーバー(60年代っぽいイラストでおしゃれ!)を使っていたから。何となく気になって、どんな話なのっと聞いたら、その設定が、わたしの萌え琴線に触れてしまったのでした。 いやースパイダーマンのピーターパーカーといい、何が琴線に触れるのか、自分でもさっぱりわかりませんや。 んでその設定といいますのが、まー60年代っぽくて、他愛もないものなんですけど: ジェフ・ランドルとマーティ・ホプカークは、二人で私立探偵事務所を開いておりましたが、マーティが事件に巻き込まれて、第一話でいきなり死んでしまい……と思ったら、なぜかジェフだけには見える幽霊として、ジェフの探偵家業を引き続きお手伝いしてくれるわけです。それにマーティの婚約者/奥様ジーニーもジェフのお仕事をお手伝いすることになりまして、ジェフは何となくジーニーに惹かれつつ、でも死んだとは言え親友の奥さんだし、だいたい親友は真横で見張ってるし、事件はあちこちで起きてるし… という基本設定は、オリジナル、リメイクともに共通なのですが、ひとつひとつのエピソードは異なります。 それに同じキャラなのに、ジェフ(オリジナルは Mike Pratt、リメイクは Bob Mortimer)とマーティ(Kenneth Cope/Vic Reeves)の性格もぜんぜん違う。 オリジナルはジェフが結構タラシで、マーティが良い子系?だったんだけど、新シリーズでは、ジェフが何気にかわいいぞ。新シリーズはジーニーの扱いも含めて女性は苦手っぽいんだけど。その代わりマーティが(態度も体格も)でかくて、偉そう。 オリジナル版はマーティがジェフにかまって欲しくて纏わりついてる感じ、で、リメイクの方のジェフは情けなさすぎて、マーティが、うかうか死んでる間もないって様子。 個人的には、最初にみたオリジナルの方がどちらかというと好み。60年代のテレビ番組のキッチュさが好き。ジーニーのお洋服や髪型もおしゃれです。どんなにお話がかなりトホホであろうとも、60年代だから許せます。 で、リメイク版は、特撮(←CGというより、特撮)に懲りましたってところがオリジナルに輪をかけてTacky!なんだけど、まあいいやー。Emilia Fox のジーニーがきれいだから。 #
by bms-mp
| 2004-07-07 18:01
| Comedy
バリーセントエドモンズ繋がりで Calendar Girls 。 といっても見たのは去年の9月なんだけど。昔の日記を再利用。 バリーのローカル映画館でみました。期待を裏切らない、ハートウォーミングなコメディ。 ヨークシャーのおばさんたちが、自分達のヌードカレンダーを作って、売って。 主人公のクリス (Helen Mirren) は夫を亡くした親友のアニー (Julie Walters) のため、アニーの夫ジョンの名前で病院に寄付をしようと計画するんだけど、資金を稼ぐために考え付いたのが、ヌードカレンダー。 賛同してくれた地元の婦人会(?)のお友達たちも参加して、ポーズを取って写真を撮って、全国婦人会の反対もおしきって発売してみたら、これが大評判…ハリウッドにまで招かれるけど、アニーとの間にはちょっと隙間ができてしまい、てなはなし。 (ご存知の通り実話なので、映画を見たあとによった本屋で、ちょうどそのカレンダーの実物を売ってました。もちろんポーズをとってるのはヘレン・ミレンとかジュリー・ウォルターズではなく、普通のおばさんたち。でも買わなかったの。ごめんね。) 理解不可能な行動をとるお母さんを気に病む、クリスのお年頃の息子がかわいい。 ヘレン・ミレンは年をとっても知的できれいだなあ。ジュリー・ウォルターズはちょっとがらっぱちなイギリス北部の女性って感じがよくあってる。ハリポの3で出番があまりなくてとても残念だ。 ほかにOne Foot In The Graveの奥さん役だったアネット・クロスビーとか、Bob And Rose のボブのお母さん役のペネロープ・ウィルトン(「遠い夜明け」の奥さんだった人っす)などなど、みんなおばさんとはいえ、そうそうたるメンバーなのでした。 女性版「フル・モンティ」ってよく言われる映画だけど、見たあとにだんなの妹に「どんなだった?」と聞かれて、「何となくSaving Graceみたいな感じ。」と答えてみた。でもよく考えたら、話の筋も何もぜんぜん違います。それでも、わたしはやっぱりフルモンティよりセーヴィンググレースに近いと思うのよね。どうしてかな。 女性にやさしい映画だからかな? アニーのだんなさんジョンが、死ぬ前に書いた詩があって、ヨークシャーの花はヨークシャーの女性に似ている、盛りを過ぎてもさらに美しい、とかなんとかそんな感じのことを言ってくれるのよ(記憶・英語力ともに不安あり)。 「わたしたちみたいなおばさんがヌードなんて」としり込みする彼女たちを決心させるのが、彼の残したこの言葉なのですよ。 ふつう、中年過ぎたらまともに女として扱ってくれることなんて、滅多にないじゃないですか(特に日本では?)。 この映画、はじめはロンドンのレスタースクエアでみようと思ったら、チケットが超高くて断念。びっくり。 でもローカルな映画館でみて正解でした。わたしとだんな以外の観客は、ほとんどみんな中高年の女性で、一部、中高年の夫婦らしき方々もいたりして、みんな楽しんでいたみたいだし、映画館の中はとってもほのぼのとした雰囲気だったのでした。 今映画館で50才のカップル向けの割引キャンペーンをやってると思うのだけど、日本人の中高年夫婦も、あんなふうにダンナさんといっしょに見に行ければいいのにね。 あ、ついでに。バリーに行ったのは去年の9月、とある月曜日。でも2日前の土曜には そのバリーでイギリスでも希有なぐらい豪華な結婚式が開かれていたそうな。 イギリスで屈指の大金持のゴールドスミス家御子息と、これまた大富豪ロスチャイルド家令嬢とが結婚したんだって。ロンドンとかじゃないところが渋い。 ケント公夫妻とか、どこぞの公爵だとか、伯爵だとか、イギリス各地からハイソな方々がバリーに集合してきたらしい。ビル・ワイマン夫妻もいたみたいだけど、カミラ・パーカー・ボウルズの娘や息子が来てたつうのがちょっと笑える。 街にお花が沢山飾られていてすごくきれいだったそうな。バリーに行く途中の道路には「教会はこちら」みたいな標識が新しく取り付けられていて、お義母さんによると、どうやら金にモノを言わせて地元コミュニティにつけさせたらしいです。 今もまだあるのでしょうか。 #
by bms-mp
| 2004-07-06 17:48
| Film
さっそく見てきました。おもしろかった! 1と同様にCGばしばしですが、1よりも違和感がなかった気がするし、 何しろビルからビルへびゅんびゅんっていうのは相変わらず爽快。 で、びゅんびゅんっの合間に「ピーター・パーカー切ない編」が ほどよくブレンドされてって感じです。 3もあるのかな? 2で男らしくすっぱり止めとくのもいいかなと思うけど。 ところでピーター・パーカーなんですが、私的にはなにげに萌えキャラです。 それも映画ではなく、原作?アニメ?のほうらしい。 「らしい」というのは、この前USJでスパイダーマンのアトラクションに並んでるときに、 途中の通路に飾ってある絵だのアニメからのクリップだのを見ていたら、 ふと好きだと感じて以来、大好き大好き、映画楽しみーと思っておりました。 といっても原作コミックを読もうとか、アニメを見ようとか思ってるわけじゃないんだけど。 ピーター・パーカー萌えの理由は、我ながらわけがわからんです。 === 秋にイギリスに行くので、アラン・パートリッジゆかりのノリッジでも行ってみようかい、 と思ってロンリープラネットをつらつらと見ていたのだが、あまりよいことを書いてない。 「なぜか中世の頃よりも人口が減っている」とか(!)。 んじゃサフォークのあたりはどうかい、と思ったら、 「サフォークではバリーセントエドモンズが一番」だとか言ってるし。 つうかバリーには何度か行ったんですけど、あそこが一番なら他の場所はどうなの? ピーターバラは「幸いなことにケンブリッジから日帰りできる」 …つまりわざわざ泊まってまで行くことはない、ということなのね。 うーん。今さらどこか遠くへ行く気もしないし。 こりゃ意図せずしてテレビ三昧の旅になりそうだわ。 #
by bms-mp
| 2004-07-05 17:24
| Film
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